国立大学教育実践研究関連センター協議会

Japan Council of Centers for Educational Research and Development at national university

 

お知らせ

第78回国立大学教育実践研究関連センター協議会

教育実践部門,教育工学部門合同報告

教育実践部門及び教育工学部門副会長: 東原義訓(信州大)
幹事: (1)教育実践部門:益子典文(岐阜大),谷塚光典(信州大)

(2)教育工学部門:加藤直樹(岐阜大),川島芳昭(宇都宮大)参加大学

北海道教育大,秋田大,茨城大,千葉大,学芸大,上教大,富山大,福井大,岐阜大,静岡大,三重大,大阪大,大教大,和歌山大,広島大,山口大,鳴教大,高知大,福教大,佐賀大,大分大,鹿児島大,琉球大

※ 第77回で検討された,科学研究費補助金への申し込みは,検討の結果,見送ることになったことが報告 された。

1)教育の情報化の現状につて

 教育の情報化にともない,大学における授業スタイルと教育メディアについて話し合いを行った。主なテーマは,電子黒板のような教育メディアを活用する教員に必要な資質とは何か、また,教員養成としてどのような講義が考 えられるかについてであった。

 <1> 各大学の現状について

 参加した多くの大学の報告から,電子黒板等の情報メディアの機器の整備が進んでいる現状とそれを活用した授業の試行が行われている実態が明らかとなった。

 <2> 課題について

情報メディアの活用について,1大学教員の意識が低い,2大学と学校現場との機器の整備状況の違いから大学 で指導できない現状(大学の機器設備の老朽化に起因する),3「使えないから使わない」学生をなくすための教 員養成のあり方など多岐にわたる課題が明らかとなった。 

 <3> 情報メディアを導入したことによる大学内外の変化

 情報メディアの活用について課題が多く出されたが,一方で,学内研修や学校現場での実践に電子黒板を活用することにより,良い方向での変化があることの報告もあった。 例:大学内で利用したい,または導入したいという教員が増えた。
 学校現場,特に複式学級では教員や児童生徒から積極的に活用したいという声が聞かれた。 

 <4> これからの教員養成について

 教育の情報化が進む中,教員養成に必要な考え方として次のことが挙げられた。・情報メディアの活用は,思考を促す活動の中で有用である。例えば情報活用のツールであり,学習者の表現のツ ールとなる。さらに,従来の授業の課題を支援できる可能性がある。そのため,教員養成として,黒板の利活用と 同様に具体的な活用方法を見せられる授業を行うことが大切である。 ・大学と学校現場が連携し,「子どもに考えさせる授業」が行える教員を養成することが大切である。 ・電子黒板は,授業経過を保存する効果があり,学習の連続性を実現することが可能である。しかし,学校現場で 必要とされる機能は限られているので,多機能よりも利便性を優先した機能の精選が必要である。そのため,教員 養成として,学校教育でよく使われる機能を抽出し,その機能を利用した講義,演習を行っていくことが大切であ る。

2)今後の方針について

 次回部門会では,引き続き各大学の実態や実践例について話し合いを行うこととした。 

 

お知らせ

第77回国立大学教育実践研究関連センター協議会
 教育実践部門,教育工学部門合同報告

教育実践部門及び教育工学部門副会長: 東原義訓(信州大)
幹事: (1)教育実践部門:谷塚光典(信州大)
(2)教育工学部門:加藤直樹(岐阜大),川島芳昭(宇都宮大) 

参加大学
 北海道教育大,弘前大,岩手大,宮教大,秋田大,茨城大,埼玉大,千葉大,学芸大,
 山梨大,上教大,富山大,金沢大,福井大,岐阜大,静岡大,三重大,京都教育大,
 大阪大,大教大,兵教大,奈教大,和歌山大,広島大,鳴教大,香川大,高知大,福教大,
 鹿児島大,琉球大

1)教育の情報化の現状につて

 教育の情報化の現状とセンター協議会の関わりを確認するために,次の点について報告がなされた。

 <1> 教育の情報化の懇談会について(東原先生(信州大)

 教育の情報化ビジョンの骨子をもとに,教育の情報化の概要の解説及び変更点についての詳細の報告がなされた.特に,従来の「わかる授業」から「わかりやすく深まる授業」への変更により,これまで以上に情報化への要求が 高まっていることがわかった。一方で,それを指導する教員の「教育の情報化」に対する認識が不足している実態 の報告が加藤先生(学芸大)よりあった。 

 <2> フューチャースクールについて(前迫先生(大阪大)

 総務省の事業であるフューチャースクールについての概要が報告された。特に,児童一人に1台の PC 及び無線LANの整備など学校のインフラの将来像が明らかとなった。

 <3> デジタル教科書について(豊田先生(和歌山大)

現在教師用のデジタル教科書が整備され,さらに,ユビキタス特区事業等により,いつでも,どこでも利用できる次世代型の情報メディアを活用した事業が展開されている中,ハードウェアの整備事業だけの危険性について報告された。ただ使うのではなく,どう学ぶかが大切であるため,センター協議会で検討できるのではないかとの提案もなされた。

 <4> 教員養成に関する情報提供について(谷塚先生(信州大)

 中教審の諮問「教職生活の全体を通じた教員の資質能力の総合的な向上に関する・・・」を受け,教員免許更新講習の継続などの報告がなされた。また,加藤先生(岐阜大)からは,教育委員会との連携により,2年間有効な教採の合格証の発行と教職大学院との連携についても報告がなされた

 <5> 学校におけるICT活用のための管理職研修プログラムについて(園屋先生(鹿児島大)

 学校におけるICT活用のための管理職研修プログラムについて,その経緯や必要性,さらに鹿児島で行った試行結果について報告がなされた。

 <6> 教職実践演習とポートフォリオについて(姫野先生(秋田大) 

教職実践演習が各大学で実施されている中,ポートフォリオによる評価が実践されてきている。その中で秋田大でからの実践例が報告され,センター協議会でも評価基準等を検討していく必要性があることがわかった。

2)今後の方針について

 1)の報告を受け,教職実践演習と教員養成のあり方や評価システムについて,センター協議会から科学研究費補助金を申請することが提案された。内容の検討は,幹事を中心に行うことで了承を得た。また,次回開催のセンター協議会までに「ICT を扱う教員の研修システムの見直し」や「次世代技術・メディアの活用」に関する内容について会員に検討してきてもらい,意見交換を行うことが決定した。 


 

お知らせ

第75回のセンター協議会では,「教育実践・教師教育部門」と連携し,
(1)教職実践演習
(2)モジュール型コア教材の利用促進
(3)協議会ホームページ
(4)SCS代替事業
などを話し合う予定です。
 

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議論用[根記事一覧]

附属学校への電子黒板設置(0件)NaokiKato (Gakugei)2012/05/01
掲示板を設置しました(0件)NaokiKato (Gakugei)2012/05/01